Saturday, May 21, 2011

桂浜水族館 Bang Gui Aquarium


ウミガメ:餌やりで指切断と女性提訴 高知・桂浜水族館を
ウミガメへの餌やり体験で手にかみつかれ指を切断したのは、水族館が安全への配慮を怠ったことが原因として、堺市の60代の女性が高知市の桂浜水族館を運営する社団法人を相手取り、治療費や慰謝料など約1390万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を、大阪地裁堺支部に起こしたことが分かった。

訴状などによると、女性は09年8月、高知市内を友人3人と旅行中に水族館を訪れ、ウミガメの水槽を見ていると、職員から餌やり体験を勧められた。女性は水槽の縁から割りばしで餌のキビナゴを与えていたところ、突然水面から大きく伸び上がったウミガメに右手をかまれ、小指の先を切断する重傷を負ったという。

女性は水槽の縁には高さ約30センチの柵しかなく、餌の与え方の説明やウミガメの危険性を警告する案内、注意書きも十分に設置されていなかったと指摘し、水族館が入館者の安全に配慮する義務を怠ったと主張している。

桂浜水族館は1931年創立。水族館によると、ウミガメの餌やり体験は古くから実施しており、事故後も継続している。ホームページでは「他の水族館では体験できない、当館の特徴的なコーナー」と紹介している。永国雅彦館長は「当館でこのような事故は初めて。安全柵の設置や『注意』と書いた張り紙などの対策を取っていたが、結果的にけがをされたことは申し訳なく思っている。訴訟については弁護士に一任している」と話している。

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