Monday, May 30, 2011

印伝, Chuan mark, leather印伝 日本


甲府市朝気の甲州印伝製造販売「印傳(いんでん)の山本」が、北杜市在住のグラフィックデザイナー小池愛さんのデザインしたキャラクターを伝統工芸の印伝に採り入れて、携帯ストラップを作成した。伝統的な柄が特徴の甲州印伝だが、ポップな図柄は若い世代からの人気も集めそうだ。

伝統工芸とかわいらしいデザインが融合したストラップは、藍と茶のシカのなめし革製。小池さんの作品に登場するうさぎの「ティキ」とひよこの「パフィー」が漆で描かれている。「『伝統工芸の敷居は高い』という印象を一新し、若い世代にも印伝を手に取ってもらいたい」と、制作を担当した同社の山本裕輔さん(28)。

同社は昨年5月、人気の携帯電話ゲームのキャラクターを柄にした携帯ストラップ、がま口財布などの関連商品を開発。話題を集めた。キャラクターの採用は今回で2回目となる。

小池さんは、国内外の名所を背景に、ウサギやヒヨコなどのキャラクターが登場する作品を展開している。以前から自分のキャラクターを甲州印伝にしてみたかったといい、小池さんの作品を多く展示する「清春 旅と空想の美術館」(北杜市長坂町中丸)の清水純子館長が山本さんに紹介。山本さんが快諾し、コラボレーションが実現した。

山本さんは「山梨の作家がデザインし、山梨の職人が作った完全な『メイドイン山梨』。若い世代を通じて山梨を発信し、盛り上げていきたい」と話している。 続きを読む

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